Lesson 758 6年前の自分と今の自分

昔の日記をMOVABLE TYPEに移植すべく、いろいろと見返しているのですが・・・。

この日記、自分がシンガポールへ赴任した当時から書き始めてるから、6年続いているんですね。

なんかそれで思うことは、ああ、当時見えないことが多かったなということが多かったように思います。

具体的に言えば、すぐ熱くなって、人の意見を聞かず、エキサイトするというところ。

たとえば、教員時代にWebサイトの構築方法で対立したりしたのですが、（上司の性格は別として←これポイント）もう少し上手に説明できたかなと思うのです。

それは今日、ある案件で緊急会議が行われたのですが、
自分以外のほかの人（総経理・工場長も含め）、お客様の提案に対して反対していました。
当時の自分だったら、絶対「ふざけんな」の一言でぶつかっていて冷静になれなかったかと思います。

でも、その時に「それならば、論拠およびデータを見せてください。でないと自分も納得いかないし、何よりお客様を説得できません。」と一言

（まぁ中国人相手ですから、議論に持っていくこと自体難しい。
その一言を発するまでが大変でしたが・・。）

それで動いてもらえるようになりました。

それもあったせいか、日記を見て思い出しました。
教員時代、Webサイトの構築方法で当時の上司と対立したと言うことは前にも書いたと思います。

自分は、誰にでもわかりやすいようなインターフェイス
必要な情報がすぐわかるようなサイト。

それを目指していました。

でも上司は経営者なので、「すぐ売り上げが上がるサイト」
ただそれだけでした。

先方にはコンセプトのかけらもないことはヒートアップした自分から見ても明確でしたし、明らかに気の弱い自分を勢いで負かそうと
してきたことはわかっていました。

ただ、そこで自分もヒートアップすることなく、冷静に対応できれば、（例えば、具体的にはどのようなサイトを考えているか図に描いて説明して欲しいと言うような内容）また少しは違ってきたのだと思います。

別に当時に戻りたいとかそういう意味じゃなくて、折角いろいろな経験をしてきたから、これを機会に整理して見つめなおすのも必要なのかなと・・・。

あと成長がないと言うのは、やはり大変な生活の中での幸運を見つけるというのが未だに下手だなと実感しています。

もちろんシンガポールへ赴任したばかりの当時は時間的にも金銭的にもとにかく余裕が無くて、生きるのに今以上に必死だったんですが・・。

今の環境も、軟禁生活ですが、金銭的にほんの少しだけ余裕が出来たし、こっちに来て友達も出来たし、健康的に痩せたし（笑）、日本にいたらなかなか経験できないことも経験しています。

そりゃ今も確かに辛いですわ。
でも、辛い中でも、少しでも幸運を見つけていけるように日々努力せなと思う今日この頃です。