ねたが切れたので、教員時代のねたを一つ。
10月頃になると、そろそろ日本語能力試験の季節と言うことで、
対策講座を担当させていただいていた。
とは言っても、3・4級と言う基礎レベルなんですが・・。
基本的に中国系の学生が多かったので、語彙は自分でやってもらって、後は頻出文法を叩き込むのと、過去問を只管解いてもらっていた。
で、模擬試験が2-3回あるわけだが、そこでやはり無駄なミスをしている学生が多かった。
1)模擬試験とは言え、遅刻する学生
4級の場合、一番初めの科目の語彙は、たった25分しかない。
中国系の学生なら、必ず8割、出来る学生は9割以上は取ってくる。
余談だが、模擬試験では満点を取った学生もいた・・。
(奇をてらった問題は皆無。)
ここで、遅刻すると、時間はもとより、精神的にもあせりまくってかなり不利になってくる。
一人の学生は、遅刻した時ボーダーに20点足りなかった。(試験終了後、注意。)
尚、彼女は本番きちっと時間を守って、見事にボーダーを越えて合格。
(一番出来が良くなかった学生だっただけに、嬉しかった。)
尚、2-4級のボーダーは400点満点中240点。1級は400点満点中280点。
2)終了時間を待たずさっさと退室する学生
これは、どこの国もそうなんだろうけど、楽をしたがるシンガポール人は、特に多いケースだった。
もちろん、その場で「最後まで問題見て確認しろ」と注意。
3)問題全体をまず見ずに、難しい問題に気をとられる。(全教科)
高い配点の問題までたどり着けずに終了。(読解文法)
これは、特に読解文法に多い。3・4級は、文法の問題が大半を占めているが、時々難しい問題が多く、そこに気をとられる学生が多かった。
最後の読解問題は、奇をてらった問題は少ない、良問がそろっており、また、配点が高いので、そこを解く事でかなりのポイントを稼ぐことが出来る。
だから、そこまでたどり着けなかった学生達のボーダー突破率はかなり低かった。
シンガポールは日本以上に受験戦争が激しく、小学生の頃から試験試験に追われている。
だから、僕らが(小)中高試験のたびに耳にたこが出来るくらい言われている、上記のことぐらい常識だろうと思っていて、初めて対策講座を教えていた時は、一言も言わなかった。
その時のボーダー突破率は、大して良くは無かった。
所が、2度目の時にこれを教えた途端、絶対合格できないと思っていた学生の殆どが、ボーダーをオーバーした・・・。
日本の受験テクニックも捨てたものではないな。
10月頃になると、そろそろ日本語能力試験の季節と言うことで、
対策講座を担当させていただいていた。
とは言っても、3・4級と言う基礎レベルなんですが・・。
基本的に中国系の学生が多かったので、語彙は自分でやってもらって、後は頻出文法を叩き込むのと、過去問を只管解いてもらっていた。
で、模擬試験が2-3回あるわけだが、そこでやはり無駄なミスをしている学生が多かった。
1)模擬試験とは言え、遅刻する学生
4級の場合、一番初めの科目の語彙は、たった25分しかない。
中国系の学生なら、必ず8割、出来る学生は9割以上は取ってくる。
余談だが、模擬試験では満点を取った学生もいた・・。
(奇をてらった問題は皆無。)
ここで、遅刻すると、時間はもとより、精神的にもあせりまくってかなり不利になってくる。
一人の学生は、遅刻した時ボーダーに20点足りなかった。(試験終了後、注意。)
尚、彼女は本番きちっと時間を守って、見事にボーダーを越えて合格。
(一番出来が良くなかった学生だっただけに、嬉しかった。)
尚、2-4級のボーダーは400点満点中240点。1級は400点満点中280点。
2)終了時間を待たずさっさと退室する学生
これは、どこの国もそうなんだろうけど、楽をしたがるシンガポール人は、特に多いケースだった。
もちろん、その場で「最後まで問題見て確認しろ」と注意。
3)問題全体をまず見ずに、難しい問題に気をとられる。(全教科)
高い配点の問題までたどり着けずに終了。(読解文法)
これは、特に読解文法に多い。3・4級は、文法の問題が大半を占めているが、時々難しい問題が多く、そこに気をとられる学生が多かった。
最後の読解問題は、奇をてらった問題は少ない、良問がそろっており、また、配点が高いので、そこを解く事でかなりのポイントを稼ぐことが出来る。
だから、そこまでたどり着けなかった学生達のボーダー突破率はかなり低かった。
シンガポールは日本以上に受験戦争が激しく、小学生の頃から試験試験に追われている。
だから、僕らが(小)中高試験のたびに耳にたこが出来るくらい言われている、上記のことぐらい常識だろうと思っていて、初めて対策講座を教えていた時は、一言も言わなかった。
その時のボーダー突破率は、大して良くは無かった。
所が、2度目の時にこれを教えた途端、絶対合格できないと思っていた学生の殆どが、ボーダーをオーバーした・・・。
日本の受験テクニックも捨てたものではないな。
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