日本語教師時代の教え子が急に亡くなりました。

元々先天性の糖尿病を患っていて、体は弱かったんですけど。
心臓発作で急になくなったそうです。

まだ、27歳。折角いい彼氏も出来てこれからが幸せな人生が待っていたと言うのに。

木曜日に当時の教え子たちと通夜に行ってきました。
シンガポールの通夜は2日続きます。

彼女は安らかな顔をしていました。

その時にお兄さんとお会いしました。

「あなたがYangping先生ですね。写真でも拝見しました。生前妹が言っていました。あなたはいつでも一生懸命で元気でかわいい先生だったと。お辞めになった時、妹はさびしがってましたよ。」

かわいいかどうかはともかくとして、僕は教員時代決して教え方も上手とはいえなかった。ただひたすら一生懸命に学生を鼓舞していました。
こびるわけじゃなくて、なるべく小さなことでもいい、自信を持たせるように。

僕自身があまり出来のいい学生じゃなかったし、何度もつらいことがありましたから。

そんな中で、彼女がそう思ってくれたのは、何と言うか嬉しい反面、余計に
悲しくなりました。

その後で、彼氏がやって来て僕らに挨拶して行きました。気丈に振舞われていたので
余計言葉が出なくなりました。恐らくまだ受け入れることが出来ないのではと。

それから当時の学生たちと色々と話し、また皆で取った写真の裏に寄せ書きを書いて、お兄さんに託しました。

家に戻ってから、彼女の二度と開かれることの無いメールの中にメールを入れておきました。

今まで、有難う。また向こうでいつか会おう。それまで日本語を忘れないで。
最後は先生っぽくなってしまったけど。

残された家族、そして彼女のために祈るつもりです。

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